• 2011.12.31 Saturday
  • スポンサーサイト
  • by スポンサードリンク

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • - | -

  • 2006.05.21 Sunday 09:51
  • 99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方/竹内 薫
  • by nkfj
99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方
99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方
竹内 薫

タイトルにインパクトもあり売れた新書だが、話題先行というよりも思った以上に中身の伴った本だと感じた。どこかで誰かも書いていたが「バカの壁の科学版」といった感じだ。「科学というのも決して万能ではなく一元論の世界じゃないんだよ」ということをわかりやすく噛み砕いて書かれている。自分としては以前カール・ポパーの「よりよき世界を求めて」を読んだこともあり、特に主張には目新しさを感じなかった。が、恥ずかしながら飛行機の飛ぶしくみは「仮説である」ということを知らなかった。理系の端くれではあるが。
著者の言うように科学史や哲学史の教育が重要であることには同意したい。やはり日本ではそのあたりがおざなりにされたまま、科学技術立国として戦後を歩んできてしまったものだから、それらの恩恵を享受している我々はどうしても科学万能的な発想になってしまうのだろう。かくいう自分も子どものころに理系に進むことを選んだのは、科学が一見万能であり真理に見えていたからだと理由があったのではないかと思う。別にそれが悪かったかどうかはわからないが、それから長い間科学が万能であるかのような思想が根底にあったので、教育による何らかの影響を受けていることは否定できない。

「仮説」という言葉を多用するあまり、その使い方がちょっと乱暴に感じるところは気になるが、全体的には良書であると思う。本書でもっとも重要な一文は「つまり、科学とは、いちばん新しい仮説の集まりにすぎないのです。」であろうかと思う。

しいて付け加えるならばポパーを引用するなら相対性理論を持ち出すよりも量子力学の不確定性原理を比喩に使ったほうが直感的にわかりやすいのではないか、とも思えるのだが、ハイゼンベルクよりもアインシュタインの知名度を利用したといったところなのかも。

  • 2011.12.31 Saturday 09:51
  • スポンサーサイト
  • by スポンサードリンク
  • - | -

Comment:
Add a comment:









Trackback:
http://strangedesign.jugem.jp/trackback/58
竹内薫 / ちはるの部屋
2007/10/16 2:22 PM
竹内薫竹内 薫(たけうち かおる、1960年 - )は、サイエンスライター(自称:科学ジャーナリスト)。東京都出身。横浜市在住。湯川薫名義で小説も書く。愛猫家として知られている。妻はヨガインストラクターの藤井かおり。オフィス・トゥー・ワンに
 
SEARCH by Google
SEARCH
CALENDAR
SMTWTFS
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
CATEGORY
COMMENT
TRACKBACK
PROFILE
Twitter
COUNT UP
COUNT UP
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
無料ブログ作成サービス JUGEM

(C) 2019 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.