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  • 2009.01.18 Sunday 22:20
  • サラリーマン「再起動」マニュアル
  • by nkfj
JUGEMテーマ:読書


この本に対する評価が割れているところが面白い。「同じことの繰り返し」と言う批判に対しては、「同じことを何度書いても面白く書けるエンターテイナーだ」と評価する人もいたりして、中身への認識が同じでも評価が異なるのだ。前者のように思う人に対しては、別に批判するために読むのは時間の無駄だから読まなければ良いのに(賛成派反対派どちらも中身に対しては読む前からだいたいわかっているのだから。またそれがまた面白いのだが)と思うのだが、自分はむしろ後者に近く「いろいろわかっていて」読んでいる。ただし、以前に比べて大前氏の著作から感銘を受ける度合いが減って来たのも確かなような気がする。それは自分が成長したから?あるいは世界が予測がつかないほどめまぐるしく変わっているから?それとも大前節がワンパターンだから?
確かにこの本は良くも悪くも大前節なのだ。しかも久々の「王道」(?)の大前節だ。個人的には嫌いではない。特に前半のほうの「サラリーマンよ、奮起せよ」的な内容は結構読んでいて面白い。あらためて大前氏は「すごい」と思わされてしまう。

一方で「今の時代は、値段が10分の1でもどうってことのないものがたくさんある」とか「親は子どもに『お金』を使うのではなく、『時間』を使うべきである」など、別に「すごい」わけでもない庶民でもすぐに実践可能な上に本質を突く主張には共感する。また、これからはレフェリー役ができる「プロジェクトマネジメント」あるいは「プロデューサー」のスキルを持つ人材が重宝されるという読みにも共感できる。世の中の森羅万象に常日頃から関心を持て、というアドバイスもうなづける。3章までは結構面白かった。

ただし、終盤はいつもの「新大陸」の話から、「サラリーマン再起動」には関連付けが若干強引な「ウェブ2.0型企業」の話をしているが、何でもかんでも「新大陸」のビジネスを目指せという論調は違和感を感じてしまう。既存の企業から「新大陸」のビジネスを始めることは本当に難しいことは著者もよくご存知のはずだし、その場合はいかに「旧大陸」のビジネスの基盤がしっかりしているかという必要もあるから「旧大陸」と言えどもおろそかにできない。ましてや「旧大陸」のビジネスでも残存者の利益を得る機会はある。そのあたり、本書が本当に真面目に「再起動すべきサラリーマン向け」なのかは少し考えにくい。本人もそこまで深く考えて書いていないだろうから、そこはあまり堅苦しく考えずに「ほうほう」と言って読んでいれば良いのかもしれない。後半も読み物としては面白いのだが、前半よりも得るものが薄い気がした。

細かい突っ込みだが、大前氏の言う三種の神器は本書では「英語」「財務」「IT」なのだが、最後の一つだけが著作によって「問題解決力」に変わる。これはこれまでのパターンから類推すると、どうもそのときの本のテーマにより選ばれるようだ。大前氏は今回はIT業界の最新動向を解説したかったようだ。そのため本書では「IT」なのだ。一方、大前氏が書きたいテーマが国の政治や官僚への駄目出しの場合は「問題解決力」に変わるのがいつものパターンだ。

  • 2011.12.31 Saturday 22:20
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