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  • 2008.11.14 Friday 23:05
  • デューデリジェンスのプロが教える 企業分析力養成講座
  • by nkfj
なぜか日本人が知らなかった株の本」の著者の第二弾。この著者は難しいことを構造化、単純化してみせることに長けているようだ。ただ、単純化も行き過ぎて少々強引なところもあり、全体的なロジックやストーリーに違和感を感じてしまうところもある。逆に一つ一つのツールやパーツの解説は非常にわかりやすく、取り入れて参考にしてみたいところもある。具体的に言うと、一つ一つの図表は非常に綺麗でわかりやすいのでチャート作成の参考になりそうなのだが、例えば本書導入部の「企業を分析する9の視点」という全体感のまとめ方は、一見綺麗にまとまっているように見えるのだが、やや強引でわかりにくい気もするのだ。
「個々のツール」は明快なのに「全体ロジック」がわかりにくくなっている原因のもう一つの原因として、本書のターゲット層があいまいな点だ。てっきり個人投資家をターゲットとしているのかと思っていたし、「はじめに」の途中にはそう書いてあるのだが、「だが本書の本当のターゲットは、一般のビジネスパーソンである」と書かれていて、すでにぶれているのだ。確かに中身を読むと、たぶん本書は個人投資家よりも一般のビジネスパーソン向けを意識して書かれているのだが、たまに著しく投資家寄りの記述もあり、そのぶれが違和感を生んでいる。その両方の視点を全体感のあるフレームで括ろうとしているので、収まりが悪いのだろう。

もっとも、この辺りの気持ち悪さに目をつぶれば、本書はいくつかの箇所で使えそうである。個々のケースよりも実はコラムの中身ほうが実践的に役立つだろう。ビジネスシステムとROIC分析を視覚的に組み合わせるチャート表現は知らなかったので、何かの役に立つかもしれないから覚えておこう。キャッシュフローマトリクスというのも初めて見たが、わかりやすさという点においてこういうフレームをよく考えつく人がいるものだ、と思ってしまう。

なんとなく抱いた違和感が気になったので、それを追求することばかり書いてしまったが、やっぱり難しいことをわかりやすく解説していると言うことでは、本書はかなり優れていると思う。非常にあっさりとして読みやすいし、研究開発のような事業や経営から離れた部署にいるような人が企業分析のためのとっかかりとして読む本としてはなかなか良いのではないかと思う。逆に言うとタイトルはちょっと大げさでM&Aプロセスのノウハウ的なものを期待すると肩すかしだ。

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