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  • 2008.09.20 Saturday 23:02
  • サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉
  • by nkfj
JUGEMテーマ:読書

最近、サブプライム関連の本を集中的に読もうと思っているが、この手の旬の話題では玉石混合がワッと出てくると思われるので、Amazonでの書評が良さげなものから読んでいる。本書は新書なのだが評価が高く読んでみた。新書のボリュームの割にはわかりやすい、というか、別にボリュームが多ければ詳しく書かれているか、というとそうではなく単に冗長な本もあるので、その点本書はかえって無駄が省かれている表現がわかりやすいのだろう。
前に読んだ本は業界のただ中にいた人間からの視点で書かれていたが、本書は外部の人間により客観的視点で書かれた本だ。とは言うものの、著者はよくいる「経済評論家」というわけではなく、アメリカの株式市場に20年間携わってきた経歴の持ち主で、住宅市場についても密着取材的に観察してきたということらしい。

サブプライム問題に関しては、証券化のもたらした負の側面や業界で起こったモラルハザードについて、かなりわかりやすく解説されている。しかしながら、本書は単に今回のサブプライムのみを問題視して取り上げているわけではなく、これまで世界経済で大局的に起こってきた出来事の中で位置づけようとしている。本書で指摘されている「現在起こっている危機の本質は、負債を使ったレバレッジ・プレイがバッシングされているということ」と視点は非常に鋭いと思う。

本書の終盤ではアメリカの覇権の行く末についても考察されている。アメリカの覇権が失墜し世界は多極化するという流れはほぼありそうなシナリオだと思われるが、問題は果たして覇権はどこに移行するか、ということになる。中国、インド、ロシア、中東の台頭があるが、現在のままではまだどこが覇権を握るかまではわからない。ただ、「終わりのはじまり」は起こりつつありそうである。

それにしてもこんなことを今さら思うのは格好悪いが、本書が出版された昨年の秋に読んでいれば良かった、と思う。ちょうど今週の頭にリーマンブラザーズの破綻という激震が起こったが、本書によればその流れは必然だったことはよくわかる。

新書のレベルで数々の視座を与えてくれる本書はかなりお値打ちだ。少なくともとりあえず手っ取り早く「サブプライム問題って何だったの?」ということが知りたければおすすめだ。本書を読めばほとんど事足りそうだ。

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『サブプライム問題とは何か』 / らっきょでタコを釣ろう
2008/09/30 8:29 PM
「ココはどういうサイトですか」→コチラへこんちは!まだ10月にもなってないのにこれだけ寒いってんですから、今年はちゃんとキレイな紅葉が見れると良いですね、なんてノンキに思ってる今日この頃、ごきげんいかがでしょうか。今日は書籍のご紹介です。問題が世界的に
 
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