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  • 2007.09.17 Monday 22:17
  • ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務
  • by nkfj
道具としてのファイナンス」の著者の新作。以前、書店でたまたま見つけて買ったのを最近になって読んだが、Amazonランキングを見ると今でもかなり売れているようだ。入門書とは言え多少高度だった前作に比べ、今作はさらに超初心者をターゲットにしているようで、わかりやすさには磨きがかかっている。
なにしろ今作は財務3表の丁寧な解説から入っている。前作、冒頭に来ていたNPV、IRRの解説が今回は後半に来ていることからも敷居の低さが伺える。WACCやCAPMなど、取り上げている内容はほぼ前作と同じなのだが、できる限り噛み砕いて説明しようとしていたり、解説する順番を変えたりと随所に工夫のあとが見られる。タイトルどおり「ざっくり」理解するためには充分な内容だろう。また、「道具としてのファイナンス」読者にとっても、ちょうど良いおさらいテキストである。

たぶん、ファイナンスの知識としては基本はこのレベルを知っていれば充分な水準だと思う。これ以上難しい本を漁る必要はよっぽどの専門職でなければ必要ないだろう。NPV、IRRがすっきりわかったところで、どうせ実際のプロジェクトへの投資判断に機械的に使えるわけがない、という現実を知ることになるのだから。本書にも少しだけそれらの手法の問題点が指摘されているが、実務上ではまさにそれこそが現実的な問題なのである。

かといって、ファイナンスの基本もわからないようでは、投資判断についての議論の資格もないわけで、本書のような内容は最低限知っておくべきである。昔ならMBAのテキスト級の難しい本を読んでマスターしなければならなかったものを、こうしてわかりやすく解説してくれる本を世の中に出してくれるということはラッキーなことだ。小難しい理論書などはさっさと横目で通り過ぎて、あとは実務で実戦あるのみ。

それと特筆すべきことは、図がわかりやすいだけでなく、美しい。チャート作成に参考にできそうなくらいレベルが高い。総じて新書とは思えないほどのできばえである。このコンテンツが新書で1,000円以下で買えてしまうということは、このレベルのことは知っていて当然という世の中になったと言う意味合いもある。かなりおすすめできる本、というよりはこれくらいは読んでおかないと、これからは世の中に取り残されるのではないか、という危機感すら感じる。

  • 2011.12.31 Saturday 22:17
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